【エクサスケールの衝撃】に触れて、未来の衝撃と問題に前もって備えるべし

こんにちは、Happycatです。

2020年は色々な重大な出来事が起き、またこの師走においても進行中です。

たとえば今現在が、今年一連の出来事が起こる前だったと仮定したとしても、
最近の世界は現象が加速していると思いませんか?

そんな折、1冊の本に出会いました。
それがこちら、「エクサスケールの衝撃」です。

「エクサスケールの衝撃」の衝撃の内容とは

表紙の文言にも書いてあるのですが、巨大な威力を持った「次世代コンピューター」によってもたらされる、近未来世界の飛躍を予想した本です。

それも、ちょっと便利になるとか、今の倍速くあらゆる事が早く処理できるとか言ったレベルではありません。

何かもう、おとぎ話か、SF映画が現実に半分入ってくるような…、
そんな世界を予見しているのです。

「ライフスパン 老いなき世界」だけではない!「エクサスケールの衝撃」も「不老の時代」の到来を予言

まだ読了していませんが、現在わたしが読み進めている本で、
衝撃的な未来の展開をほぼ確実に宣言している
「ライフスパン 老いなき世界」についてもまとめて記事にしていっているところです。

こちらは医学的な見地から人類の「老い」が克服されていく時代が
着々と現実に向かっているという事を確証を持って説いている本ですが、
なんとコンピューター、IT系統の本である「エクサスケールの衝撃」でも
まったく別の分野からやはり「不老の世界」が可能になってくると言う旨の事が説かれているのです。

著者の齊藤 元章氏は、コンピューター開発の最先端の技術を持っていますが、
同時になんと医師(放射線科)でもあり医学博士でもあります。

このあとに齊藤 元章氏のプロフィールをざっと掴んだぶんだけご紹介していますが、
そこを見ても分かるように世界トップレベルの技術と頭脳を持っていて、
その確かさがこの上ない折り紙付きレベルなのです。

つまり単に想像力が豊かで絵空事を並べている人というわけではありません。

「エクサスケールの衝撃」を書いた齊藤 元章氏はどんな人?

著者は日本の医療系、開発系の分野においての天才的頭脳を持つ齊藤 元章氏。
東京大学医学部付属病院の放射線科で研修を積んだ後、
東大医学院医学系研究科に在籍中に起業。

経歴も書いていてわからなくなってきそうですが…。
凄い頭脳の持ち主だということはなんとなくわかりますね(^_^;)

その後開発系の起業を複数行い、あのシリコンバレーで創業もしています。
2014年には国産のスーパーコンピューターである「睡蓮(すいれん)」を開発。
さらに次世代の人工知能の開発にもいそしんで来ており”本物の天才”との呼び声も高い人です。

2017年にはスパコンの省エネ性を競う「Green500」で(そういうものがあるんですね)、
第一位から第三位まで全てを自身の開発スーパーコンピューターが独占するという快挙を成し遂げました。

本物というか、なにかもうすごい天才ですね。

ところで「エクサスケール」ってなに?

「エクサ」という言葉自体あまり一般には聞き慣れないと思います。
ただ、コンピューターやIT関係への興味が深い人ならば知っているかもしれません。

とはいっても、例えばわたし達は普通の数字でさえ、普段口にする必要が出てくるのは「兆」までなのが一般的ではないでしょうか。

「兆」の次は「京」ですが(そう、2019年まで活躍していたスーパーコンピューターの名前と同じですね)、
それと同じように「エクサ」は、コンピューターの世界でも普通はあまり意識に上らないほどの桁違いのレベルの数値となります。

コンピューターのデータの大きさでよくわたし達が使用するのが、
「キロバイト」「メガバイト」だと思います。

順に大きくなり、パソコンのヘビーユーザーになってくると「テラバイト」の容量が必要になってくると思います。

値がひとつ上がるごとに1000倍(コンピューターの場合は厳密には1024倍)なのですが、このテラバイトの1000倍が「ペタバイト」。
あまり聞きませんよね。
エクサはさらにその次、1000ペタバイトが1エクサバイトとなります。

これがエクサスケールです。
とはいっても、ピンときませんよね。
相当に、もしかしたらそろそろ天文学的といえるレベルですごいスケールなのかな?と思うでしょう。

エクサスケールの大きさを考えてみる

ではエクサスケールってどんな規模なのかちょっと見てみましょう。

たとえばわたし達が使っている検索エンジンのGoogle。

世界の十何億以上の人がたぶん利用しているので、
ものすごい量のデータを保有しています。

非公式でもあり、ちょっと古いデータではありますが(2013年時点)、仮に一人当たり10ギガバイトの使用量とした場合のデータ量の試算がなされた事があります。

仮に一億人分で計算してみたところ(少し控えめかも?)、
10エクサバイトと推定されたようです。

となると、1エクサバイトがいかに巨大なデータ量かというのだけはおぼろげながら感じられるのではないでしょうか。

日本のスーパーコンピューターの性能はすごい!

スーパーコンピューター、俗に言う「スパコン」ですが、
日本のスパコンはとにかく世界トップレベルの優秀さです。

先ほど少し触れたスパコンの「京」は、
2011年11月にスパコンランキングの「Top500」でも世界一の性能と認定されました。

「京」という名前自体、実際にその計算の速さがなんと、
1秒間に1京回(=1000兆の次が1京です…)という「京速」との事でつけられていたわけです。

ちなみにその「京」の計算能力を専門用語の値で表すと、「10ペタフロップス」であるということなのです。

スーパーコンピューター

この「京」の計算能力の凄さを語る前に、
「フロップス」というまたまた難しい単位が出てきたので簡単にご説明します。

簡単な輪郭を掴めるだけでも、かなり凄さがわかって楽しいですよ!

フロップスと浮動小数点ってなに?

「フロップス」とはコンピューターの基本とも言える性能で、とても簡単にいうと1秒間に行う計算力の速さです。
もうちょっと詳しく言うと、「1秒間に浮動小数点演算(=計算)が何回できるか」=フロップスの値、として表されます。

さらに難しく思える言葉、「浮動小数点」が出てきました。
これもわたしの掴んだごく簡単な理解をお伝えします。

数字の世界はものすごく幅が広いです。
たとえば、細菌や分子、原子の世界だと大きさを表すのにもたとえば0.0000000001など小数点以下のさらに小さい側にゼロがたくさん付きますよね。

そして、たとえばものすごく大きな数(仏教でいうと例えばガンジス川の砂の数とか)になると、今度は大きなほうに向けてゼロがこれもたくさん付きます。

そういったときに、0.0000175689374とか17,568,937,400,000,000,000とか
幅が大きすぎると、人の通常の想像を超えた計算の幅になってきていかにも大変な感じがします。

ですから、非常に小さな数字も巨大な数字も、小数点の位置をあっちこっち動かすことで
どんな数字もいったん統一しやすくし、
極端な小ささや極端な大きさは後ろに追加する累乗の指数で調節するのです。

小数点を固定せずふわふわと移動することができる考え方なので「浮動小数点」と捉えるとわかりやすいでしょう。

「京」はどれくらい速かったのか?

さて再び「京」の計算能力に戻りますが、「10ペタフロップス」ということでしたね。

これがつまり、「1秒間に浮動小数点演算を10,000,000,000,000,000(1京)回」できる速さ(@_@;)、という事です。

この速さを表す例えとしてこういう表現があるので、想像してみてくださいね!

1京回の計算というと、地球上の全人口70億人が電卓を持って集まり、
全員が24時間不眠不休で1秒間に1回のペースで計算を続け、約17日間かけてようやく終わる勘定です。
「京」は、これをたった1秒でやってのけることになるのです。
出典:富士通ホームページより

「京」のあとに続く「富岳」のすごさも日本の誇り

その京が2019年にフル稼働を終えて、電源をシャットダウンし、引退しました。

しかしその後に稼働を開始した「富岳」は、京の40倍以上の計算能力!!
どこまですごくなるんでしょうね。

実は「富岳」がまだ名前も決まらずに開発がスタートしたとき、
当時の「ポスト京(京のあとがまの意味)」のスパコンの目標は「京の100倍」でした。

京自体がすごかったせいかそこまですぐ簡単にはいかないものの、
「京」スパコンの40倍とは、どれだけすごいことなのでしょうか。

また富岳は、今年のスーパーコンピューターランキングの「Supercomputing 2020」で、
つい先月(2020年11月)4部門でのの1位を獲得というさらなる偉業を成し遂げたのです!!

日本列島と電脳空間
想像を超えた大変な面もあるとは思いますが、やはり日本のパソコンはやはり1位であり続けてほしいという願いはみな同じだと思います。

加速した近未来の世界を前もって知ることはとても大事

スパコンのすごさを語るだけで、かなりの時間を費やしてしまいました。

ただ、「エクサスケールの衝撃」とはそんなスーパーコンピューターの進化がどんな具合に世界を加速させていくかを表して見せているという事なんですね。

確かにワクワクドキドキしたり、また夢のようでもあり、
バラ色の未来で未曾有の出来事であるという面は間違いないと思います。

そのいっぽう、今までには現実味のなかった深刻な課題も数々あり、
単にバラ色の未来ということでのんびり構えていればいいというわけではありません。

これは、一見良いことでしかない「ライフスパン 老いなき世界」の中でさえも示唆されていることです。

どちらにせよ、とにかくわたしたちは大転換期のただ中を今この瞬間存在しており、
さらにその変化の度合いは強さをましていく途上にあると言って良いでしょう。
ピンク右上矢印

そういった知識にそなえていくためにも、今ほど「情報」が重要になってきた時代はないのではないかと考えられます。

「エクサスケールの衝撃」は、一見テーマも難しいようでいて、意外と親しみやすく字も大きくて読みやすい本です。
ぜひこの機会に読んでみる事をおすすめします。

読む前後であなたの世界観は間違いなく一変しているはずです。

そして齊藤 元章氏に関するほかの点でまだ書き切れていないこともありますが、
まだ読み出して触りだけなので、本題はまた今後の記事でまとめていきたいと思います。
どうぞお楽しみに。

「エクサスケールの衝撃」の抜粋版とされている「プレ・シンギュラリティ」はこちら。
電子書籍が多い模様です。

01電脳空間
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